雨の大川小学校─釜石と分けた明暗、悲劇が繰り返されないためには
先週末の蓮舫代表と被災地を訪れたなかで、石巻市の旧大川小学校の校舎を訪ねました。
14時46分に地震が発生し、14時52分に大津波警報が発せられたにもかかわらず、50分間校庭にとどまり、すぐ裏には子どもたちも登った経験のある山がありながら、15時37分の津波到達によって、多くの子どもたちが命を失うことになった、悲しい出来事です。
なぜ、そういうことになったのか。避けることはできなかったのか。救うことのできなかった子どもたち、そして、その保護者の皆さんの悔しい思いが伝わってきます。
現場には、遺族の皆さんにも来ていただいて、直接お話も伺いました。全く破壊された学校の校舎を見たときに、津波の恐ろしさを改めて感じました。そして、この校舎はすでに保存が決まっていますが、少しでも多くの方に現場に来ていただき、校舎とともに、当日何が起こったかということについて、しっかり認識していただきたいと、改めて感じました。
かつて岩手県の釜石市を訪れたときに、「釜石の奇跡」ということを言われました。普段訓練していた近くの山に逃げるということを、小学生の子どもたちが主導して、自分たちで逃げた。どうしてこれだけ明暗が分かれたのかは、十分に検証されなければならないと思います。
少し遅れて学校にバスが着いたときに、非常に冷たい雨が降っていました。他の訪問地では、ほとんど雨に濡れることはなかったのですが、旧大川小学校のところだけは、かなり強い勢いで雨が降っていました。ここで命を落とした人たちの涙のように思えてなりませんでした。
皆様のご冥福を心からお祈りいたします。
同じことが繰り返されないように、そして、いずれ予想される南海トラフ巨大地震で悲劇が繰り返されることがないように、この教訓が活かされなければならないと、強く感じました。
コメント
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岡田さん、お疲れ様でした。大川小学校の悲劇は決して忘れてはならないものです。公務員や学校の先生たちはとかくルールに従って行動するということを最優先します。殆どの場合それが正しいのですが、6年前のあの日に関して思えば、むしろ直感的に「高い場所(山)」に登ることが命を救う答えだったのですね。私は9歳の孫に小さいころから、
地震や津波、火事など緊急時にどのように行動すべきかを絶えず話してきました。「これが正解」とは言い切れないものではありますが、最低限の予備知識と心の備えは不可欠だと思うからです。
私は岡田さんのファンです。
岡田さんの言われる「政権交替500日」の考え通りにやっていたら良かったのです。
ますます頑張って下さい。
期待してます。