参議院選挙─1人区における戦える体制の構築を
参議院選挙が間近に迫るなか、1人区における野党の選挙準備は遅れています。ようやく候補者一本化はほぼ実現しました。そのことは高く評価できますが、更に重要なのは、旧民進勢力、すなわち立憲民主党と国民民主党、そして、連合をはじめとする支援組織が一体となって戦える体制の構築です。
昨年夏に、旧民進党勢力で「三重民主連合」を結成し、よしの正英さんを候補者として決定、連合みえの推薦も得て動き出した三重県ですが、立憲民主党、国民民主党両党本部の推薦が出され、産別労働組合が一体として動き出すことが可能となったのは最近のことです。この間、様々な困難があり、それを苦労しながら乗り越えてきました。ようやく体制が整い、ラストスパートをかけています。
沖縄県を除き、最も条件が整っていた三重県においてすらこの状況ですから、他の1人区は更に大変ではないかと推察しています。
すべての1人区の無所属候補に対して、両党の推薦、各県での支援体制の確立を両党本部主導で早急に構築することが、参議院選挙勝利のために必要です。
コメント
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選挙に勝つのはもちろんですが、それを強調するあまり、市民がなぜそれを望んでいるのかを置き忘れたいで下さい。二度と戦争を起こさない、憲法の平和主義を守り、政治に立憲民主主義を打ち立て、立場や意見の差は認めながらも議論し議決する。そのために、これ以上は「安倍政治を許さない」その事をもっとアピールしてほしい。みどりに惑わされた若い政治家を元気づけてほしい。
東北の選挙区で唯一勝てなかった秋田選挙区ですが、今回は勝つ可能性が出てきました。
それは秋田へのイージスアショアの導入です。イージスアショア、F35B、辺野古基地建設などで政府は毎年数拾兆円のお金をアメリカに支払います。これはすべて国民の税金です。また参議院選挙後にはアメリカ産農産物の完全自由化が待っています。日本産のコメはブランド米で消費者に売れるでしょうが、牛丼屋チェーンの肉や業務用コメはすべてアメリカ産にとってかわります。軍事費への支出がなければ消費税の値上げなど必要がないのです。
また自民党政府は将来、年金は支払わないので自助努力で2000万円の老後の資金を作れと言いました。
2018年末と2019年末を比べれば国民から集めた年金資金が大幅に棄損していることは明白です。安倍のミックスで投資に失敗しているつけをすべて国民に押し付ける気です。最後になぜ秋田で勝てるか、イージスアショアの基地は戦争で最初に攻撃の対象になるからです。秋田県民にとって命の選択の選挙だからです。