代表選挙はじまる―短い期間に多くのことをやる必要が
9月15日の結党を目指す合流新党、その代表を選ぶ代表選がスタートしました。枝野幸男さん泉健太さんが立候補しています。私は枝野さんの出陣式に参加してきました。
枝野さんは私が民主党・民進党代表の時の幹事長、それ以前にも何度も仕事をともにしてきた人でその能力の高さ、仕事に対する熱意はすばらしいものがあります。東日本大震災時には官房長官として、福島原発について、連日の記者会見で説明にあたるという大変な苦労をしました。政治家として得がたい経験だったと思います。排除の論理が横行した前回総選挙に、立憲民主党を短期間に立ち上げ野党第一党になったのは、枝野さんの熱意と手腕があったからこそです。長いつき合いの枝野さんですが、カラオケ・アイドルと無縁な私にとって、趣味の世界では全く一致するものがありませんでした。
泉健太さんは46才、国民民主党で国対委員長、政調会長として活躍してきました。明るくわかりやすく話すことができるのは、リーダーとして大切な能力です。合流新党の政策の幅を広げるためにも、代表選挙でしっかりとした論戦を展開してもらいたいと思います。
本来通常国会終了直後に合流協議がまとまり新党がスタートしているはずでした。時間をかけて丁寧な協議が両党幹事長を中心になされたにもかかわらず、玉木さん古川さんといった国民民主党の責任ある立場にあり、また大変能力のある人達が別の党をつくることになったことは本当に残念なことです。合流新党にも別の党にも加わらず無所属となる人々もいます。旧民主・民進党の勢力をまとめ、一つの大きなかたまりをつくることを目指してきた私としては、もう少し何とかならなかったのかと自分自身の力の足りなさを含め、悔いる思いは残ります。
自民党総裁選が終われば国会が開会されます。単に総理大臣を選ぶだけではなく、コロナ感染下における必要な対策を、時間をかけてしっかりと議論すべき時です。なるべく多くの仲間とともに共同会派を形成し、しっかり協力できる体制をつくることが大切です。ともに活動する中でお互いの理解がすすめば、更に大きなかたまりとなることが可能になると思います。
もちろん解散・総選挙が近々なされる可能性もあります。選挙に向けて候補者の擁立・調整も急がなければなりません。
コメント
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政権交代の絶好のチャンスです。合流新党結成のために奮迅の活躍をされた岡田さん、野田さんに満腔の敬意を表します。どうか、前回のように内部対立をしないで(小沢一郎さんの影響力を排除して)、健全な二大政党制を確立して下さい。
今回の新党結成には岡田さんに今一度代表としての立候補をして欲しかった。残念です。