思い出深いキャピトル東急ホテルの閉鎖
今日で、この国会近くにある「キャピトル東急ホテル」が閉鎖になりました。
国会から歩いて数分のところにキャピトル東急ホテルはあります。かつては「東京ヒルトンホテル」という名前で営業していました。私にとっても非常に、いろいろな意味で思い出のあるホテルです。今日少し、短時間ですがホテルの中を歩いて、改めて感慨に浸ってきました。
まず、このホテルは、私が25年前に結婚式を挙げたところです。「真珠の間」というところで挙げたわけですが、なぜ当時のヒルトンホテルで結婚式を挙げたのか、いま思い返しますと、他に空いているホテルがなかったという消極的な理由が本当のところだと思います。
ただ、非常に思い出深い場所で、今日も真珠の間を訪れますと、名前のとおり、真珠の立派なシャンデリアが10個飾ってあるわけですが、それを前にして、田崎真珠のOBだったというご高齢の方が、当時の思い出話をしておられました。
当時は1つのシャンデリアが100万円、いまであれば、1億円ぐらいの価値があるそうです。
10個のシャンデリアも2つ以外はまだ行き先が決まっていないということで、私も新しく出来るホテルにそのまま飾られればいいがなあと思っています。
そして、このキャピトル東急ホテルは、いまから10数年前に、私が当選1回の自民党議員だったときに、所属する経世会(旧竹下派)が分裂しました。
小沢さん、羽田さん、あるいは私たちと、そして小渕さんを中心とするグループに分かれたわけですが、そのときの我々の拠点がこのキャピトル東急ホテルだったわけです。
いろんなことがありました。派閥の分裂が決まったときに、明け方記者会見をしたり、あるいは「改革フォーラム21」という新しい政策集団としてスタートする、そういった行事をやったりしました。
このキャピトル東急ホテルは、国会に近いだけあって、様々な場面で私の政治家としての生活の中でも重要な役割を果たしてきた、大変思い出深いわけです。
最後に、ここの地下3階に「タチバナマッサージ」という場所があります。そこで、ときに私はマッサージを受けていました。
今日も覗いてみましたが、今日で最後、あとはタチバナマッサージはなくなるということでしたが、いつもお世話になった方々にお礼のご挨拶をしてきました。
1つの歴史的な建物がなくなるということで、いろんな思いが私自身の中にもあります。
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